伝説のワイン、モンテフィアスコーネの物語

ワインを知りたい
『エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ』って、変わった名前ですよね。何か由来があるんですか?

ワイン研究家
いいところに気がついたね。『エスト!エスト!!エスト!!!』は、イタリアのモンテフィアスコーネという村で作られている白ワインの名前で、面白い伝説があるんだよ。

ワインを知りたい
伝説ですか?どんなお話ですか?

ワイン研究家
昔、お酒好きのドイツの司教がローマへ旅に出た時、従者に美味しいワインのある宿を見つけるように命じました。そして、良いワインを見つけたら『エスト!(ある!)』と書いておくように言ったんだ。ところが、モンテフィアスコーネのワインが大変美味しかったので、従者は『エスト!』を3回も書いてしまった、というお話だよ。
エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネとは。
イタリアのラツィオ州で作られているモンテフィアスコーネという名前の辛口の白ワインのお話です。むかしむかし、お酒が大好きなドイツの司教様がローマに旅に出かけました。その際に、お付きの者に先に村々を回らせて、美味しいワインを見つけたら「エスト!」(ラテン語で「ここにある!」という意味)と書いておくように命じました。そして、モンテフィアスコーネの村のワインがあまりにも美味しかったので、お付きの人は「エスト!」を三回も書いてしまった、という言い伝えが残るワインです。
不思議なワインの名前の由来

お酒をこよなく愛する人なら一度は耳にしたことがあるでしょう、不思議な名前のワイン「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」。このワインの名前の由来は、12世紀初頭にまで遡る言い伝えにあります。舞台はローマを目指した巡礼の旅。主人公は、大のお酒好きで知られるドイツ人の司教、ヨハン・フッゲールです。ワイン通でもあった司教は、巡礼の旅の道中で美味しいワインを堪能することも大きな楽しみとしていました。そこで、ローマへの道のりを先回りする従者にある指示を出します。「もしも素晴らしいワインを見つけたら、『エスト!(ある!)』と宿屋の壁に書き記しておけ」と。従者は言われた通り、ローマへと続く道中で様々なワインを飲み比べ、美味しいワインを見つける度に宿屋の壁に「エスト!」と印をつけていきました。そしてついに、モンテフィアスコーネという小さな村に辿り着きます。そこで従者が口にしたワインは、それまで飲んだどのワインよりも格別なものでした。あまりにも美味しかったため、従者は驚きと喜びのあまり、「エスト!」を3回も壁に書き記してしまったのです。宿屋の壁には「エスト!エスト!!エスト!!!」の文字が躍り、その感動が文字からあふれ出ているかのようでした。そして、この出来事が「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」という、他に類を見ないワインの名前の由来になったと言われています。今では世界中で愛されるこのワイン、その名前に込められた物語に思いを馳せながら味わうと、また一層深い味わいとなることでしょう。
| ワイン名 | エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ |
|---|---|
| 由来 | 12世紀初頭、ローマ巡礼中のドイツ人司教ヨハン・フッゲールが従者に美味しいワインの目印として宿屋の壁に「エスト!(ある!)」と書くよう指示。モンテフィアスコーネ村で格別なワインに出会った従者は感動のあまり「エスト!」を3回書き記したという逸話。 |
| 主人公 | ヨハン・フッゲール(ドイツ人司教) |
| 場所 | モンテフィアスコーネ村 |
ワインの故郷、モンテフィアスコーネ

イタリア中央部、ラツィオ州の穏やかな丘陵地帯に抱かれたヴィテルボ県。そこに、古くからワイン造りで名を馳せるモンテフィアスコーネという村があります。まるで絵画のように美しいボルセーナ湖を見下ろす高台に位置し、訪れる人々を魅了しています。モンテフィアスコーネは、ある伝説のワインの故郷として知られています。その名は、村の名前と同じくモンテフィアスコーネ。この地で育まれたブドウから生まれるワインは、長い歴史と伝統を誇ります。
モンテフィアスコーネ村を散策すると、いたるところでワイン造りの歴史を感じることができます。村のあちらこちらに、そのワインにまつわる史跡や記念碑が点在しているからです。時が刻まれた石畳を踏みしめながら歩けば、まるで中世の時代にタイムスリップしたかのよう。中でも、サン・フラヴィアーノ教会は必見の場所です。この教会には、伝説のワインに深く関わるフッゲール司教のお墓があります。フッゲール司教は、優れたワインを見分ける能力を持つ人物でした。当時、質の高いワインを提供する宿には印として扉に樹の枝が掲げられていました。司教は、良質なワインを求めて旅を続け、ある時モンテフィアスコーネの宿で素晴らしいワインに出会います。あまりに感動した司教は、宿の扉にあった枝ではなく「エスト!エスト!!エスト!!!」(ここだ!ここだ!!ここだ!!!)と扉に書き記したと伝えられています。これが、モンテフィアスコーネというワインの名前の由来になったという伝説です。教会を訪れれば、この伝説を今に伝えるフッゲール司教の墓石を見ることができます。モンテフィアスコーネ村は、ワインの歴史と文化に触れられる特別な場所なのです。
| 場所 | 特徴 | ワインとの関係 |
|---|---|---|
| モンテフィアスコーネ村 (ヴィテルボ県、ラツィオ州) | ボルセーナ湖を見下ろす美しい丘陵地帯 | モンテフィアスコーネワインの産地 |
| サン・フラヴィアーノ教会 | フッゲール司教の墓所 | “エスト!エスト!!エスト!!!” の伝説にまつわる教会 |
| モンテフィアスコーネワイン | 長い歴史と伝統を持つ | フッゲール司教の伝説に由来する名前 |
ワインの特徴と味わい

輝く淡い麦わら色の『エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ』は、主にトレッビアーノ種とマルヴァジーア種という二つの白ぶどうから造られる、辛口の白ワインです。グラスに注ぐと、まず柑橘系の爽やかな香りが鼻腔をくすぐり、その後にほのかに花の香りが漂います。まるで初夏の野原を散歩しているかのような、軽やかで心地よい香りです。口に含むと、さらりとした滑らかな舌触りで、フレッシュな酸味が広がります。この酸味は鋭すぎることなく、完熟した果実の甘みと見事に調和しています。重すぎず軽すぎず、バランスの取れた味わいは、まさに絶妙です。余韻も長く続きませんので、何杯でも飲み進めてしまうような、とても飲みやすいワインと言えるでしょう。このワインは、地元の料理との相性が抜群です。特に、魚介類を使ったパスタや、軽めの前菜と合わせるのがおすすめです。例えば、海老やアサリの入ったペペロンチーノや、新鮮な野菜を使ったサラダとの組み合わせは、ワインの風味をより一層引き立てます。また、よく冷やして飲むことで、酸味と果実味のバランスがさらに際立ち、より爽快な味わいを堪能できます。暑い夏の日に、キンキンに冷えた『エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ』を味わえば、日頃の疲れも吹き飛ぶことでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ |
| 色 | 輝く淡い麦わら色 |
| 種類 | 辛口白ワイン |
| ぶどう品種 | トレッビアーノ種、マルヴァジーア種 |
| 香り | 柑橘系、花の香り |
| 味わい | フレッシュな酸味、完熟した果実の甘み、さらりとした舌触り |
| 特徴 | バランスの取れた味わい、飲みやすい、余韻は長く続かない |
| 相性の良い料理 | 魚介類を使ったパスタ、軽めの前菜(例:海老やアサリのペペロンチーノ、新鮮な野菜のサラダ) |
| 飲み方 | よく冷やす |
ワインにまつわる祭り

イタリア中部の小さな村、モンテフィアスコーネでは、毎年8月に村の名産であるワインを祝う盛大な祭りが開かれます。夏の太陽が照りつける中、村全体がお祭り気分に染まり、訪れる人々を温かく迎え入れます。
この祭りの主役はもちろん、モンテフィアスコーネ自慢のワインです。期間中は、様々な種類のワインを試飲することができます。豊かな香りと深い味わいの赤ワイン、すっきりとした喉越しの白ワインなど、それぞれの個性を楽しむことができます。また、ワインに合う地元の特産品も数多く用意されています。チーズや生ハム、オリーブなど、ワインとの組み合わせを堪能しながら、地元の食文化に触れる良い機会となります。
お祭り会場には、色とりどりの屋台が並び、活気に満ち溢れています。香ばしい匂いに誘われて、ついつい足を止めてしまいます。子供たちが楽しそうに遊ぶ姿や、大人たちが陽気に語り合う姿など、この祭りならではの温かい雰囲気に包まれます。
夕暮れ時になると、会場には心地よい音楽が流れ始めます。地元の音楽家たちによる演奏は、祭りの雰囲気をさらに盛り上げます。音楽に耳を傾けながら、ワインを片手にゆったりとした時間を過ごすことができます。夜空に輝く星々を眺めながら、特別な一夜を満喫できるでしょう。このワイン祭りは、モンテフィアスコーネの住民にとって、大切な伝統行事となっています。代々受け継がれてきたワイン文化を祝い、地域社会の結びつきを強める大切な機会となっています。また、近年では、国内外から多くの観光客が訪れるようになり、モンテフィアスコーネの魅力を発信する重要な役割も担っています。
美味しいワインと活気あふれる雰囲気、そして心温まるおもてなし。モンテフィアスコーネのワイン祭りは、訪れる人々すべてに特別な思い出を刻むことでしょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名称 | モンテフィアスコーネのワイン祭り |
| 開催時期 | 毎年8月 |
| 開催場所 | イタリア中部、モンテフィアスコーネ |
| 内容 | 様々な種類のワインの試飲、地元特産品(チーズ、生ハム、オリーブなど)の販売、屋台、音楽演奏 |
| 特徴 |
|
現代に受け継がれるワイン

中世ヨーロッパ、時の権力者であるフッゲール司教の物語は、今も語り継がれる美酒「エスト!エスト!!エスト!!!」の誕生に深く関わっています。当時、司教はワイン好きで知られ、信頼する従者を先行させ、最高のワインを探させていました。最高のワインを見つけた際には「Est!(これだ!)」と扉に書くように命じていました。ある日、モンテフィアスコーネの宿であまりに素晴らしいワインと出会った従者は、興奮を抑えきれず「Est!Est!!Est!!!」と三度も書き記したと伝えられています。この逸話から名付けられた「エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ」は、その名の通り、華やかでフルーティーな香りが特徴です。口に含むと、はちみつのような甘みと爽やかな酸味が見事に調和し、心地よい余韻を残します。この風味は、モンテフィアスコーネの独特な土壌と気候、そして何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的な製法によって生み出されます。ブドウの栽培から収穫、醸造に至るまで、生産者たちは細心の注意を払い、代々受け継がれてきた技を駆使してワイン造りに励んでいます。現代においても、彼らは先祖の情熱を守り、高品質なワインを世に送り出し続けています。「エスト!エスト!!エスト!!!」を味わう時、私たちは単にワインを飲むだけではありません。フッゲール司教の物語に思いを馳せ、中世から続くワイン造りの歴史と伝統、そして生産者たちのたゆまぬ努力に敬意を表することになります。それはまさに、時を超えて受け継がれてきた、文化と歴史を伝える「物語を持つワイン」と言えるでしょう。
| ワイン名 | エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ |
|---|---|
| 由来 | 中世の司教フッゲールが最高のワインを探させ、従者が「Est!(これだ!)」と扉に書くように命じていた。モンテフィアスコーネで素晴らしいワインを見つけた従者は、興奮のあまり「Est!Est!!Est!!!」と三度も書き記したという逸話から。 |
| 特徴 | 華やかでフルーティーな香り、はちみつのような甘みと爽やかな酸味の調和、心地よい余韻 |
| 産地 | モンテフィアスコーネ(イタリア) |
| 製法 | 伝統的な製法、ブドウの栽培から収穫、醸造まで細心の注意を払い、代々受け継がれてきた技を使用 |
| その他 | 中世から続くワイン造りの歴史と伝統、生産者たちのたゆまぬ努力、文化と歴史を伝える「物語を持つワイン」 |
ワインと食の組み合わせ

食事と飲み物を合わせる楽しみは、食卓をより豊かに彩る魔法のようです。中でも、飲み物としてワインを選ぶなら、料理との組み合わせによって、その味わいは無限に広がります。今回は、軽やかで爽やかな飲み口が魅力の『エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ』を例に、様々な料理との相性をみていきましょう。
このワインは、特に海の幸との相性が抜群です。例えば、あさりやムール貝を使ったパスタを想像してみてください。貝の旨みが凝縮されたソースに、ワインの爽やかな酸味が加わることで、互いの美味しさが引き立ち、絶妙なハーモニーを奏でます。また、白身魚の網焼きにもよく合います。魚の淡白な味わいをワインが包み込み、上品な味わいを一層引き立てます。衣を付けて揚げたいかも、ワインの軽やかさと相まって、いくらでも食べられそうです。
海の幸以外にも、このワインは様々な料理と楽しむことができます。軽い前菜や新鮮な野菜を使ったサラダには、食欲をそそる効果をもたらします。チーズとの組み合わせも素晴らしく、ワインの酸味がチーズのコクと絶妙に調和します。
さらに、このワインは生まれ故郷であるラツィオ州の郷土料理とも相性抜群です。例えば、アーティチョークを揚げたものや、豚の丸焼きといった、一見ワインとは合わないように思える料理にも、驚くほどよく合います。ワインの軽快さが、これらの料理の油っぽさを和らげ、さっぱりといただけるのです。
このように、『エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネ』は、様々な料理との組み合わせを楽しむことができる、非常に汎用性の高いワインです。色々な料理と合わせてみて、自分にとって一番美味しい組み合わせを見つけるのも、ワインを楽しむ醍醐味の一つと言えるでしょう。
| 料理の種類 | 具体的な料理 |
|---|---|
| 海の幸 | あさりやムール貝を使ったパスタ 白身魚の網焼き いかの揚げ物 |
| その他 | 軽い前菜 新鮮な野菜を使ったサラダ チーズ アーティチョークの揚げ物 豚の丸焼き |
