ワインの種類 やまうずらの目、ウイユ・ド・ペルドリ
やまうずらの目。何とも美しく、そして不思議な響きを持つ言葉です。「ウイユ・ド・ペルドリ」とは、まさにこのやまうずらの目を意味するフランス語で、透き通るような淡い紅色のワインを指します。その名の通り、このワインの色は、まるで宝石のように輝き、見る者の心を奪います。淡い紅色と聞くと、白ぶどうから造られるワインを想像する方もいるかもしれません。しかし、この繊細な色のワインを生み出すのは、黒ぶどうの一種であるピノ・ノワールです。力強く濃厚なワインを生み出すことのできる黒ぶどうから、どうしてこのような淡い色のワインが生まれるのでしょうか。それは、ピノ・ノワールの果皮の色素が比較的薄いこと、そして醸造方法に秘密があります。果皮の接触時間を短くすることで、色素の抽出を抑え、淡い色合いを作り出すのです。グラスに注がれたウイユ・ド・ペルドリは、光を受けて様々な表情を見せます。明るい場所では、淡い紅色がさらに輝きを増し、まるで春の桜の花びらが舞っているかのよう。テーブルに置かれたキャンドルの光に照らされれば、その繊細な色合いはより一層深みを増し、落ち着いた雰囲気を醸し出します。華やかさと落ち着き、この相反する二つの要素を併せ持つウイユ・ド・ペルドリ。その絶妙なバランスは、多くのワイン愛好家を魅了し続けています。春の訪れを告げる桜の花びらのように、見る者の心を和ませ、喜びで満たしてくれる、そんな不思議な魅力を持ったワインなのです。
