ワインに関する道具 ワインボトルの形:ブルゴーニュ型
お酒を入れる器といえば、多くの人が細長い円柱形を思い浮かべるでしょう。ワインも例外ではありません。しかし、ワインの世界は深く、その器の形も実に様々です。今回は、数あるワインボトルの中でも、「ブルゴーニュ型ボトル」と呼ばれるものについて詳しくお話しましょう。ブルゴーニュ型ボトルは、フランスのブルゴーニュ地方で生まれた、なで肩でどっしりとした形が特徴です。その名の通り、ブルゴーニュ地方のワインを象徴する器として広く知られています。一見すると、他のボトルと大きな違いはないように思えるかもしれませんが、よく見ると曲線や肩の傾斜に独特の特徴が隠されています。例えば、肩の部分。他のボトルと比べて、傾斜が緩やかで、丸みを帯びています。これは、ブルゴーニュ地方で古くから作られてきたワインの澱(おり)を、静かに瓶底に沈ませるための工夫と言われています。また、ボトルの胴体部分も、緩やかな曲線を描いており、全体のシルエットに柔らかさを与えています。これらの細やかな形状は、ブルゴーニュ地方の風土や気候、そしてワイン造りの伝統と深く結びついているのです。ワインを愛する人にとって、ボトルの形は産地やワインの種類を見分ける手がかりとなります。ブルゴーニュ型ボトルを見れば、すぐにブルゴーニュ地方のワインだと分かるのです。つまり、ワインボトルは単なる器ではなく、ワインの個性や歴史を物語る大切な要素と言えるでしょう。手にしたボトルの形をよく観察することで、ワインへの理解はより一層深まることでしょう。
