格付け制度

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ワインの格付け

ヴァン・ド・EU:欧州の気軽に楽しむワイン

ヨーロッパ連合(EU)は、世界に名だたるぶどう酒の産地です。フランス、イタリア、スペインといった古くからのぶどう酒づくりで有名な国々はもちろん、近年頭角を現してきた地域も含め、EUの加盟国内では実に様々なぶどう酒が作られています。これらのぶどう酒は、EU全体で共通のぶどう酒に関する法律によって品質が保たれており、飲む人にとって安心できる品質が約束されています。この法律では、ぶどう酒の等級も定められています。その中で、気軽に楽しめるものとして位置づけられているのが「ヴァン・ド・EU」と呼ばれるものです。この等級のぶどう酒は、産地による制限がなく、EU加盟国のどこで採れたぶどうでも自由に混ぜ合わせることが認められています。そのため、実に様々な風味のぶどう酒が生み出されています。例えば、軽やかな飲み口でフルーティーな香りのものや、しっかりとした渋みとコクのあるものなど、好みに合わせて選べる楽しさがあります。また、ぶどうの品種も様々です。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった世界的に有名な品種はもちろん、地域特有の珍しい品種が使われていることもあります。こうした多様なぶどうをブレンドすることで生まれる複雑な味わいは、ヴァン・ド・EUならではの魅力と言えるでしょう。さらに、ヴァン・ド・EUは比較的手頃な価格で手に入るのも大きな利点です。普段の食事に合わせて気軽に楽しんだり、仲間と集まる席で皆で味わったりと、様々な場面で活躍してくれます。気軽に様々な風味のぶどう酒を試してみたいという方には、まさにうってつけと言えるでしょう。EUが誇る多様性に富んだぶどう酒の世界を、ぜひヴァン・ド・EUから体験してみてください。
ワインの格付け

フランスワインの品質保証:AC

ぶどう酒の生まれ故郷をきちんと示すための決まりごと、それが原産地呼称統制です。フランス語では「アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ」と言い、略して「アーセー」と呼ばれています。これはフランスのぶどう酒にとって、品質を保証する大切な仕組みです。ある地域で、決められたやり方で作られたぶどう酒だけが、その土地の名前を名乗ることができます。使うぶどうの種類や、育て方、作り方、そしてお酒の強さまで、細かくルールが決められています。この厳しいルールのおかげで、飲む人は安心してぶどう酒の産地や品質を信じることができます。フランスのぶどう酒にとって、アーセーはただの産地表示ではありません。昔から受け継がれてきた製法と品質を守る大切な役割を担っています。それぞれの土地は、気候や土壌といった風土を映し出した、個性豊かなぶどう酒を生み出します。アーセーは、こうした地域ごとの持ち味を守り、飲む人に伝えるための大切な仕組みです。ぶどう酒の瓶にアーセーの表示があれば、飲む人は、そのぶどう酒が昔ながらの作り方を守り、厳しい品質検査をパスしたものであると分かります。フランスぶどう酒の歴史と伝統、そしてその土地らしさを味わうためにも、アーセー表示は大切な目印となります。どんなぶどう酒を選べばいいか迷った時は、自分の好きな産地やぶどうの種類から選ぶと良いでしょう。アーセーはフランスぶどう酒の多様性を示すものでもあります。色々な産地のアーセー付きぶどう酒を飲み比べて、自分のお気に入りを見つけるのも楽しみの一つです。