ワインの種類 知られざる国産ワインの世界
日本の風土で育まれた「国産ワイン」。その言葉から、多くの人は日本の畑で収穫されたぶどうから作られたお酒を思い浮かべるでしょう。確かに、日本産のぶどうだけを使い、国内で醸造された「日本ワイン」はその代表格です。しかし、実は「国産ワイン」という言葉が指す範囲はもっと広く、様々な種類のお酒を含んでいます。「国産ワイン」と呼ばれるお酒の中には、海外から輸入した濃縮果汁や、すでに完成したワインを原料としたものもあるのです。さらに、ぶどう以外の果物を使った果実酒や、甘みのある未熟な果実を使ったお酒も「国産ワイン」に含まれます。このように様々な種類のお酒が「国産ワイン」と呼ばれていたため、原料や製造方法が一目で分かるように、2015年に新しい基準が設けられました。それによって「国産ワイン」は「国内製造ワイン」という正式名称になりました。この名称変更は、消費者にとって大きな前進です。ラベルに「日本ワイン」と書かれていれば、使われているぶどうは国産だとすぐに分かります。「国内製造ワイン」とあれば、国内で製造されたお酒ではあっても、海外の原料が使われている可能性があることが理解できます。このように、表示が明確になったことで、私たちはより安心してワインを選び、それぞれの味わいの違いを楽しむことができるようになりました。まるで広大なぶどう畑を散策するように、様々な「国産ワイン」を探求してみてはいかがでしょうか。
