ワインの生産者 幻のシャンパーニュ、サロンの魅力
ぶどう酒の世界、とりわけ発泡ぶどう酒において、『こだわり』は品質を語る上で欠かせない言葉です。数多の銘柄がひしめくシャンパーニュ地方においても、その言葉が重みを増す生産者がいます。『サロン』こそ、まさに唯一無二のこだわりを体現する存在と言えるでしょう。シャンパーニュ地方の中心、グラン・クリュの格付けを誇るル・メニル・シュール・オジェ村。この聖地とも呼ぶべき場所に、サロンは静かに佇んでいます。数多のシャンパーニュ生産者が様々な商品を世に送り出す中で、サロンはただ一つの発泡ぶどう酒だけを造り続けています。黄金色に輝く『S』の文字が刻印された、『サロン ブリュット ブラン・ド・ブラン』。これこそ、彼らの揺るぎない信念と情熱が結実した、まさに唯一無二の逸品と言えるでしょう。サロンのこだわりは、まず原料となるぶどう品種にあります。数あるぶどう品種の中から、彼らはシャルドネというただ一つの品種を選び抜きました。シャルドネは、きめ細やかな泡立ちと繊細な風味を生み出すことで知られ、まさに最高級の発泡ぶどう酒にふさわしい品種と言えるでしょう。そして、そのシャルドネは、ル・メニル・シュール・オジェ村という単一の畑で栽培されたものだけを使用しています。同じ品種であっても、土壌や気候によってその味わいは大きく変化します。だからこそ、彼らは最高の畑を選び、その terroir(テロワール土地の個性)を最大限に引き出すことに全力を注いでいます。さらに、サロンは単一の収穫年のぶどうのみを使用しています。これは、ヴィンテージと呼ばれる製造方法で、その年の気候の特徴がそのままぶどう酒の個性に反映されます。良質なぶどうが収穫できた年にのみ製造されるため、生産量は限られますが、まさに自然の恵みと職人の技が融合した、他に類を見ない味わいを楽しむことができます。まさに、妥協を許さない職人気質が生み出した芸術作品と言えるでしょう。
