ムートンヌ

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ブドウ畑

ムートンヌ:シャブリ特級畑の魅力

ムートンヌは、フランスのブルゴーニュ地方にあるシャブリ地区に位置する特別なぶどう畑です。シャブリといえば、きりっとした酸味と石灰質の土壌由来の風味を持つ辛口の白ぶどう酒で世界的に知られています。シャブリ地区の中でも、特に品質の高いぶどうが収穫できる区画は特級畑と呼ばれ、ムートンヌもその一つに数えられます。ムートンヌの場所は、シャブリ地区の中心から少し南に下がったところにあります。同じ特級畑であるヴォーデジールとレ・プルーズという二つの畑に挟まれるように位置しています。このムートンヌの畑は、南南東向きの急な斜面になっているのが特徴です。そのため、太陽の光をたっぷりと浴びて、良質なぶどうが育ちます。斜面の傾斜は場所によっては40度近くにもなり、人の手で耕作するのは大変な苦労を伴います。しかし、この急斜面のおかげで水はけが非常によく、ぶどうを栽培するには理想的な環境となっています。この傾斜と水はけの良さにより、ムートンヌの土壌は常に乾燥した状態に保たれます。乾燥した土壌は、ぶどうの根を地中深くへと伸ばすことを促します。そして、地中深くのミネラル豊富な土壌から、ぶどうは複雑な風味と力強さを吸収します。ムートンヌで造られる白ぶどう酒は、シャブリ特有のしっかりとした酸味を持ちながら、豊かな果実味とミネラル感が複雑に絡み合い、長い余韻が楽しめます。まさに、ムートンヌの地の利、そして生産者たちのたゆまぬ努力が生み出す傑作と言えるでしょう。