ボローニャ

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ワインの産地

美食の宝庫!エミリア・ロマーニャのワイン

イタリア半島北部、広大なパダーナ平原に抱かれるエミリア・ロマーニャ州は、豊かな土壌と温暖な気候に恵まれた、まさにぶどう栽培の理想郷です。イタリア全20州の中でも、常にワイン生産量上位5位以内を誇り、その実力はイタリアワイン界を支える柱の一つと言えるでしょう。州都ボローニャを境に、西側をエミリア、東側をロマーニャと呼び、それぞれの地域で多彩なワインが生まれています。エミリア地方は、フリッツァンテ(弱発泡性ワイン)の代表格であるランブルスコの産地として特に有名です。軽やかで爽やかな飲み口のランブルスコは、地元の豚肉料理との相性が抜群で、この地方の食卓には欠かせない存在となっています。また、近年注目を集めているのが、白ぶどう品種アルバーナを使った白ワインです。厚みのある果実味と、ほのかな苦みが特徴で、魚介料理との組み合わせがおすすめです。一方、ロマーニャ地方はサンジョヴェーゼという黒ぶどう品種を使った赤ワインが主流です。力強く、タンニン(渋み)がしっかりとした味わいのワインが多く、熟成させるとさらに複雑な風味を醸し出します。中でも、ロマーニャ地方南部で造られるサンジョヴェーゼ・ディ・ロマーニャは、近年品質の向上が著しく、国内外で高い評価を得ています。このように、エミリア・ロマーニャ州では、地域ごとの個性を活かした多様なワインが造られています。その生産量は膨大でありながら、品質へのこだわりは決して揺るぎません。量と質、両方の側面において高いレベルを誇る、まさにイタリアワイン界の重鎮と呼ぶにふさわしい地域と言えるでしょう。