ワインの種類 幻のシャンパーニュ、クロ・デュ・メニルを味わう
きらめく泡立ちと繊細な味わいで世界中を魅了する飲み物、シャンパーニュ。その中でも特に優れたぶどう産地として知られるのが、フランスはシャンパーニュ地方のコート・デ・ブラン地区です。数ある村の中でも、ひときわ輝く星のように存在するのが、ル・メニル・シュール・オジェ村。そして、この村に位置するグラン・クリュの中でも、まさに至宝と呼ぶにふさわしい畑があります。それが「クロ・デュ・メニル」です。周囲を堅牢な石壁で囲まれた、わずか1.84ヘクタールという限られた面積の中に、計り知れない魅力が秘められています。この特別な区画で育まれるぶどうは、シャルドネという品種。白い花のような香りと柑橘系の爽やかな風味、そしてミネラル感あふれる味わいが特徴です。この土地ならではの土壌、気候、そして歴史が、他では決して真似できない唯一無二の個性を生み出しています。17世紀にまで遡る歴史の中で、クロ・デュ・メニルは幾人もの所有者の元で大切に守られてきました。そして1971年、名高いシャンパーニュ造り手であるクリュグが、この類まれな畑の新たな守護者となりました。クリュグはこの土地が持つ計り知れない可能性を見抜き、惜しみない手間暇と情熱を注ぎ込み、最高のぶどうを育て上げてきました。長年の経験で培われた職人の技と、この畑への深い愛情が融合し、比類なき味わいが生まれます。まさに職人技と情熱の結晶と言えるでしょう。一本の飲み物の中に、歴史と伝統、そして土地への深い敬意が込められている。それが、クロ・デュ・メニルから生まれるシャンパーニュなのです。
