ブドウの品種 湿潤な土地が生むブドウ:ヴィティス・ラブルスカ
ぶどうは、世界中で親しまれている果物です。甘くみずみずしいその実は、そのまま食べても美味しく、ジュースや干しぶどう、そしてお酒にも加工されます。ぶどうの種類は非常に多く、その数は数千種にものぼるとも言われています。私たちが普段口にするぶどうのほとんどは、ヨーロッパぶどうと呼ばれる種類ですが、他にも様々な種類のぶどうが存在しています。ぶどうは大きく分けて、ヨーロッパぶどう、アメリカぶどう、そして交配種の3つのグループに分類されます。ヨーロッパぶどうは、ワインの原料として広く使われており、世界中で栽培されています。繊細な味わいと豊かな香りが特徴ですが、病気に弱いという欠点も持っています。一方、アメリカぶどうは、ヨーロッパぶどうに比べて病気や害虫に強いという特徴があります。そのため、接ぎ木の台木として利用されることが多い種類です。ヨーロッパぶどうに比べて香りが強く、独特の風味を持つものもあります。そして、ヨーロッパぶどうとアメリカぶどうを掛け合わせて生まれたのが、交配種です。それぞれの長所を受け継ぎ、病気に強く、質の高い実をつける品種も開発されています。今回注目するヴィティス・ラブルスカは、アメリカぶどうに属する野生のぶどうです。アメリカぶどうは、ヨーロッパぶどうとは異なる個性を持っています。強い酸味と独特の香りが特徴で、一部のワイン愛好家の間で高い人気を誇っています。ヴィティス・ラブルスカも、その力強い味わいで知られています。フィロキセラという、ぶどうの根に寄生する害虫への耐性が高いことから、接ぎ木の台木としても利用されています。ぶどうの世界は奥深く、まだまだ知られていない魅力がたくさんあります。様々なぶどうの個性に触れることで、新しい発見があるかもしれません。
