エクスレ

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ワインの醸造

ワインのボーメ度:甘さとアルコール度数の秘密

葡萄酒作りにおいて、葡萄の甘さは非常に重要です。甘さを示す糖度は、最終的にできる葡萄酒のアルコール度数に直結します。糖度が高いほど、酵母が糖を分解して生成するアルコールの量も多くなるからです。この糖度を測るための大切な道具の一つに「ボーメ度計」があります。ボーメ度計は、液体の密度を測る比重計の一種で、葡萄果汁に含まれる糖分の量を間接的に示すものです。簡単に説明すると、水に砂糖を溶かすと、その水は重くなります。同じように、葡萄果汁に含まれる糖分が多いほど、果汁は重くなり、ボーメ度計の数値も高くなります。つまり、ボーメ度計は葡萄の甘さを測る目安となるのです。収穫前の葡萄のボーメ度を測ることで、仕上がった葡萄酒のアルコール度数を予測することができます。例えば、ボーメ度が高い葡萄を使えば、アルコール度数の高い力強い葡萄酒を作ることができますし、逆にボーメ度が低い葡萄を使えば、軽やかな味わいの葡萄酒を作ることができます。熟練した葡萄酒職人は、このボーメ度を巧みに操り、自らが目指す葡萄酒の味わいを作り上げていくのです。収穫時期を決める際にも、ボーメ度は重要な判断材料となります。早すぎれば酸味が強く、遅すぎれば糖度が高くなりすぎるため、最適な収穫時期を見極める必要があります。糖度とアルコール度数の関係を知ることは、葡萄酒の世界をより深く理解することに繋がります。葡萄の甘さがどのように葡萄酒の味わいに影響するのか、ぜひ意識しながら味わってみてください。
ブドウの収穫

エクスレ:ドイツワインの甘さの秘密

ぶどう酒の甘さの目安となる、エクスレ度についてお話しましょう。エクスレ度は、ドイツやルクセンブルクで古くから使われている、ぶどうの汁の甘さを表す単位です。1830年代に、ドイツの技術者、フェルディナンド・エクスレさんが、液体の重さを測る道具である比重計を使って、この測定方法を考え出しました。この比重計を使って、どのように甘さを測るのでしょうか。まず、同じ温度の水とぶどうの汁を用意します。温度は20度で、量はどちらも1リットルです。次に、比重計を使って、それぞれの重さを測ります。そして、水の重さに対する、ぶどうの汁の重さの差を計算します。この重さの差が、エクスレ度と呼ばれるものです。ぶどうの汁が重ければ重いほど、エクスレ度の値は大きくなります。では、なぜ重さの差で甘さがわかるのでしょうか。ぶどうの汁には、糖分が含まれています。この糖分が、汁を重くするのです。つまり、エクスレ度が高い、すなわち汁が重いということは、糖分がたくさん含まれていることを意味します。ぶどう酒は、ぶどうの汁に含まれる糖分を酵母が分解することで、アルコールを作り出します。ですから、糖分が多いほど、アルコール度数の高いぶどう酒ができる可能性が高くなります。エクスレ度は、ぶどうの汁の糖分量を間接的に示す指標であり、最終的にできるぶどう酒のアルコール度数を予測するのに役立ちます。このため、ぶどう農家の人々は、長年にわたり、ぶどうを収穫する時期を決める重要な手がかりとして、エクスレ度を利用してきたのです。