ワインの産地 今注目のイギリスワイン:その魅力を探る
イギリスとぶどう酒の歴史は長く、深い繋がりがあります。遠い昔、中世の時代から、イギリスの人々はぶどう酒を愛飲してきました。イギリスで飲まれていたぶどう酒のほとんどは、お隣のフランスやヨーロッパ大陸で作られたものでした。海を渡って運ばれてきたぶどう酒は、イギリスの人々の食卓を彩り、特別な日だけでなく日常的にも楽しまれていました。長い間、イギリスはぶどう酒を飲む国としては知られていましたが、ぶどう酒を作る国としてはあまり知られていませんでした。イギリスの気候はぶどう栽培にはあまり適していないと考えられており、作られるぶどう酒の量も限られていました。ところが、近年、この状況に大きな変化が訪れています。地球全体の気温が上がり、イギリスの気候もぶどう栽培に適するようになってきたのです。かつては難しかった質の高いぶどうの栽培が可能になり、イギリス産のぶどう酒は国内外で注目を集めています。特に、イギリス南部の土地は、フランスの有名なぶどう酒の産地であるシャンパーニュ地方と似た土壌を持っています。この恵まれた土壌のおかげで、イギリス産の泡立つぶどう酒の品質は高く評価され、生産量も大きく伸びています。今では、世界的に有名なぶどう酒のコンクールで賞を受賞するイギリスのぶどう酒も珍しくありません。かつてはぶどう酒の輸入国として知られていたイギリスが、高品質なぶどう酒の産地として世界に名を知られるようになる日も、そう遠くはないかもしれません。
